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| エリア | 大阪府 |
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| ご依頼主 | 鋼材加工会社様 |
| 施行日 | 2019年3月 |
ご依頼内容
設備点検の際、ブレーキドラムにヒートクラックの進行と限界値を超える摩耗が確認されました。このまま使用を続けると制動不良やドラム破断に繋がる危険性があったため、未然に事故を防ぎ安全稼働を取り戻すためのブレーキドラム交換工事のご依頼をいただきました。
ご提案内容
点検時に判明したヒートクラックの伸長とドラム摩耗に対し、単なる応急処置ではなく長期的な安全稼働とメンテナンス性を重視した最適な交換プランをご提案しました。
① 最適な純正・同等品ブレーキドラムへの全面更新
摩耗限界を超えたブレーキドラムに対し、機器の仕様や負荷に合致した耐久性の高い新品ブレーキドラムへの交換プランをご提示しました。
② 周辺部材(ライニング・シール類)の同時点検・同時交換の提案
ドラム交換にあわせ、接触面となるブレーキライニング(摩擦材)の偏摩耗や、オイルシール等の関連部品のチェックを提案。同時交換を行うことで、二次トラブルの防止と将来的なメンテナンスコストの削減をご案内しました。
③ 運用・点検体制の見直しと日常点検のアドバイス
ヒートクラックの再発や急激な摩耗を防ぐため、過度な負荷をかける運用を見直すポイントや、現場で早期に異常(異音・振動など)を察知するための日常点検のチェックポイントをお客様へレクチャーしました。
工事詳細
設備全体の安全確保と作業の精度を最優先にし、綿密な工程管理のもとで以下の手順で施工を行いました。
① 安全確保のための巻上げドラムの固縛・固定
作業中のドラム自転やワイヤーロープの脱落・落下事故を防止するため、作業着手前に巻上げドラムを治具および固定具にて確実に固縛・セーフティロックを行いました。
② モーターおよび周辺ブレーキ機構の分解・撤去
ブレーキドラムの抜取り作業に干渉する駆動モーターおよびブレーキアセンブリ(油圧配管やリンク機構含む)を、位置決めマークを付した上で安全・丁寧に分解・撤去しました。
③ 油圧ブレーキドラムの抜取り(加温撤去)
軸に固着・圧入されている既存の油圧ブレーキドラムに対し、バーナー等で均一に加熱(炙り作業)を行って熱膨張させ、軸や関連部品を傷つけることなくスムーズに抜き取り・撤去しました。
④ 新規ブレーキドラムの「焼きばめ」据付
新しいブレーキドラムを適正温度まで均一に加熱して膨張させる「焼きばめ」施工を実施。軸への正確な挿入位置・向きを確認した上で慎重にセットし、冷却による確実な収縮・固着を行いました。
⑤ モーター復旧・芯出しおよびブレーキ調整・試運転
撤去していたモーターを復旧し、アライメント(芯出し)調整を実施。油圧ブレーキの隙間(クリアランス)および制動力を規定値に正確に調整した後、無負荷・実負荷での試運転を行い、異音・振動・ブレーキの効きに異常がないことを徹底確認して完了としました。
お客様の声
定期点検の際に自分たちでは気づけなかったドラムの亀裂や摩耗を見つけていただき本当に助かりました。もしそのまま使い続けて事故になっていたらと思うとゾッとします。事前の安全対策から実際の交換作業、最後のブレーキ調整まで丁寧にご対応いただき、今では安心して稼働させることができています。










