こんにちは。社員Yです。
2023年3月、複数の大学の卒業式で読まれた式辞・答辞が、「chatGPT」によって作成されていたことがニュースで話題になりました。
「Chat GPT」とは、オリジナルのテキストを生成することができる人工知能ツールです。サンフランシスコにある研究開発機関「OpenAI」により開発されたもので、大量の文章データを学習しているため、入力した質問に対して、自然な文章で回答を提示することができます。誰でも無料で始められることやその面白さ・便利さから、ユーザー数は瞬く間に増え、リリースされてからわずか2か月間で1億人を突破したそうです。
しかし、イーロン・マスクなどの起業家やAIの専門家、科学者ら数百人から、更なる開発を一時停止するよう求める声が上がっています。偽情報の拡散の可能性があるということ、仕事の自動化のスピードがあまりにも早くなりすぎることなどが理由として挙げられています。文章を作成する仕事など、多様な分野においてAIがすでに人間に匹敵する働きができるようになっていることで、人間の仕事が奪われる可能性が出てきているのです。AIや「Chat GPT」のことを知れば知るほど、自分は大丈夫だろうか…とドキドキしている人も少なくないのではないでしょうか。
では当社はどうかと言いますと、全く気にしていません。当社には、脈々と受け継がれてきた技術力を継承している社員が多数在籍しています。毎回異なる現場に行き、異なる種類の産業用機械に対応しています。マニュアル化できるような仕事ではありませんし、同じ環境で同じ機械ということも一切ありません。新人でも熟練社員でも、現場に行くたびにスキルアップしているような感覚です。
AIやロボットにより最初に取って代わられるのは、主に「簡単に再現ができる仕事」だと言われています。当社の事業は製造現場がある限り、そこを下支えする立場として存在し続けると考えていますし、手に職のある社員たちはこれからの時代の波に乗っているとも言えるのではないでしょうか。
AIを取り入れることで、日ごろの業務の負荷を減らすことはできるように思えるので、今後も引き続き注視していきたいと思います。そしてこれからも、社員一同スキルアップにはげみ、AI時代をものともしない強い技術力、強い会社を築き上げていきます。