
法定耐用年数は15年・・・でも実際はもっと長い!!
機械式駐車場の「法定耐用年数」は15年と定められています。
これはあくまで税法上の目安であって、
実際には20〜25年ほど使えるケースが多いのが現実ではありますが、
部品交換や鋼板交換といった部分的な対応で延命している管理組合は少なくありません。
部品交換と寿命の関係

交換で延命できる部分
- モーターやチェーン:摩耗しても交換すれば再び使用可能
- 鋼板(パレット部分):錆びたり傷んだ場合は交換で対応できる
- 安全装置やセンサー:新しい基準に合わせて追加できる
このように「部品交換」は有効な手段ですが、
本体の構造そのものが古くなると限界が訪れます。
部品交換だけでは限界がくる理由
- 部品製造が終了し交換部品が入手できなくなる
- 交換費用が増えトータルで新設より高くなる
- 錆や劣化が進み安全性を確保できない
更新や撤去を考えるタイミング

部品交換で延命しながらも次のようなサインが出てきたら更新や撤去を検討する時期です。
更新・撤去の判断チェックリスト
- 20年以上使用している
- 修理や交換の費用がかさみ収支が合わない
- 部品の入手が難しくなってきた
- 利用台数が減り空き区画が目立つ
- パレットや鋼板の腐食が進んでいる
- 安全基準を満たせていない
これらが重なると部分的な修繕よりも、更新・撤去のほうが現実的になることがあります。
部品交換を前提にした長期計画の立て方

短期的は交換で対応
- 修理や交換で安全を確保しつつ、利用者の利便性を維持
中長期的は資金計画を
- 更新工事や撤去費用は数千万円規模になることも!
- 大規模修繕のタイミングを併せて検討すると効率的
まとめ|修理と更新のバランスを見極める
- 機械式駐車場は法定耐用年数は15年でも、実際は20〜25年使えることがある
- 部品交換や鋼板交換で延命できるが、それだけでは限界がある
- 部品調達の難しさ・安全性・費用対効果を見て更新や撤去を判断
- 「今すぐではなくても、次の修繕計画の中でどうするか」を話し合うのがベスト
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